旅館・ホテルの宿泊予約アプリ「Relux(リラックス)」を運営するLoco Partnersはこのほど、顧客の旅行動向や人気の宿泊施設の傾向を調査する機関「Reluxトラベルラボ」から、「インバウンド北海道旅行動向調査」の結果を発表した。インバウンド旅行者の人気エリアとして「洞爺」「札幌」、人気宿として「ザ・レイクスイート湖の栖」(洞爺)を選出した。
調査は、インバウンド旅行者の人気都道府県ランキングで北海道が上位にランクインしていることから、その動向を探るべく実施。Reluxの12月1日から来年2月29日までの11月18日付の予約件数を元に集計された。
インバウンド旅行者の人気エリアでは、洞爺、札幌が上位にランクイン。洞爺は洞爺湖など雄大で美しい景観や雪、温泉などのほか、Wi―Fi環境の整備、ウェブサイトの多言語化、キャッシュレス決済の導入など受け入れ態勢が評価された。札幌は、北海道の玄関口である新千歳空港から近く、名物料理を堪能できる飲食店や買い物が楽しめることから人気を集めた。3位には「函館・大沼・松前」が入った。
国別の1位は、中国と英語圏が洞爺、韓国が定山渓、台湾・香港が札幌だった。
人気宿タイプランキングの第1位は「リゾートホテル」に。全国では「旅館」が人気だったが、雄大な自然に囲まれ、敷地や館内でアクティビティなども楽しめることが選出の理由として多かった。旅館、ビジネスホテルが続いた。
食事タイプの第1位は「2食付き」(57%)に。「宿泊施設ならではのおもてなしやサービス、北海道の海、山の幸を期待する旅行者が多い」と同社。食事なし(22%)、朝食のみ(21%)が続いた。
人気宿ランキングは次の通り。(施設名称、エリア、宿タイプ)
1位・ザ・レイクスイート湖の栖(洞爺、リゾートホテル)▽2位・ベッセルホテルカンパーナすすきの(札幌、ビジネスホテル)▽3位・HOTEL&SPAセンチュリーマリーナ函館(函館・大沼・松前、シティホテル)▽4位・祝いの宿 登別グランドホテル(登別・室蘭、旅館)▽5位・旅亭 花ゆら(登別・室蘭、旅館)